【上昇要因】ビットコイン(BTC)の半減期について




こんにちは、R1です。
この記事を書いている時点で、ビットコインの価格が400万円を突破しました。
絶好調ですね。

今回は、ビットコイン価格の上昇要因となる「半減期」について解説します。
なぜ半減期になると、価格が上昇する傾向にあるのか、見ていきましょう。

ビットコインの半減期とは?

「半減期」という言葉ですが、聞き慣れない方も多いのではないでしょうか。
ですがこの半減期、一定の周期で必ず訪れるもので、約4年に一度のペースで生じる計算となっております。

これは、新規にマイニングされたビットコインの報酬が21万ブロックごとに半減するよう予めプログラミングされているためです。
半減期は、ビットコインの発行総量である、2100万枚に達する、2140年頃まで毎期必ず訪れます。

なぜ、半減期が設定されているかというと、ビットコインは、円やドルとは異なり、非中央集権のため、需要量と供給量が誰かにコントロールされることがありません。
そのため、過度なインフレを防ぐことを目的に、供給量が自動的に制限されるようプログラムされているのです。

供給量が減った結果、市場に出回るビットコインの数量が減り、1枚あたりの希少価値が上がるため、価格の上昇要因となるわけです。

過去の半減期

これまで半減期は、過去に3回訪れています。
では、実際の過去の半減期前後の価格推移について、見ていきましょう。

2012年の半減期

(出典:https://jpbitcoin.com/)

ビットコインの最初の半減期は、2012年11月28日でした。
新規発行されるビットコインの数量は、50BTCから25BTCに半減しました。
半減期当日(11月28日)の価格は1,013円でした。

1回目の半減期の前後1ヶ月の価格推移を見てみると、11月1日から12月31日にかけて、847円→1167円と320円、約38%の上昇となり、緩やかに上昇しました。

初回の半減期では、半減したタイミングでは急激な変化は起こらなかったものの、前後1ヶ月の期間では、緩やかに上昇する結果となりました。

2016年の半減期

(出典:https://jpbitcoin.com/)

2回目の半減期は、2016年7月9日でした。
新規発行されるビットコインの数量は、25BTCから12.5BTCに半減しました。
半減期当日(7月4日)の価格は66,694円でした。

2回目の半減期の前後1ヶ月の価格推移を見てみると、6月1日時点で59,529円だった価格が、6月19日時点で80,677円まで上昇。6月23日には60,742円まで下落し、7月2日には71,770円まで上昇。
そこから、半減期当日の7月4日には66,694円となりましたが、8月2日にBitfinex社がハッキングしたことを受け、8月22日には、58,162円まで下落したものの、そこから上昇トレンドに生じ、12月31日には113,675円にまで上昇し、半年間で大きく上昇する結果となりました。

2020年の半減期

(出典:https://jp.investing.com/)

そして、直近の半減期である3回目は、2020年5月12日に行われました。
新規発行されるビットコインの数量は、12.5BTCから6.25BTCに半減しました。
半減期当日(5月12日)の価格は951,715円でした。

2回目の半減期の前後1ヶ月の価格推移を見てみると、4月1日に670,946円だった価格が、半減期直前の5月8日には1,060,380円まで上昇、その後半減期当日には951,715円まで下落しているものの、5月31日には再び1,022,036円まで上昇しています。そして、12月31日には2,899,281円まで上昇し、2020年の1年間だけで779,561円(1月1日)→2,899,281円(12月31日)と約370%という驚異的な上昇幅を記録しています。

これは、企業など大口投資家の参入や、コロナ禍における資金流入などの影響もあるが、この半減期も上昇した要因として考えられます。

今後の予測

仮想通貨アナリストのEcoinometrics氏は、第3回目の半減期の値動きは、第1回目の値動きに近いと述べています。

Ecoinometrics氏は、過去相場の平均騰落率から試算すると、2021年5月までには38万ドル(4,000万円)まで価格上昇が続くかもしれないといいます。

また、アナリストのWilly Woo氏もコロナショックのようなブラックスワンが起きない限り、2万ドル(約200万円)に戻ることはないと分析しています。

まとめ

今回は「半減期」という言葉について、解説と分析を行いました。

過去3回あった半減期は、どの期間も価格が上がっており、半減期は価格上昇要因であるということがお分かりいただけたでしょうか。

コロナ禍の収束が未だ全世界で見えておらず、各国政府が通貨の発行をどんどんする中、ビットコインの注目度は益々上がっています。

今後もビットコインの価格は上昇を続けると考えられます。

過去の仮想通貨バブルと呼ばれた最高値を大幅に更新している現在。
一体いくらまで価格が上昇するのか、楽しみですね。